Meeting
学術総会について
次回の学術総会について

第20回 日本短期滞在外科手術研究会学術総会
趣意書
この度、令和8年7月4日(土)に、第20回日本短期滞在外科手術研究会学術総会を、北海道のほぼ中央に位置する旭川市の市民文化会館にて開催させていただくことになりました。第20回という記念すべき学術総会を、私の生まれ故郷である旭川の地で会長として担当させていただけますことは、大変光栄であると同時に、その重責に身が引き締まる思いでございます。これもひとえに会員の皆様、そして関係各位のご指導ご鞭撻の賜物と、心より感謝申し上げます。
さて、本学術総会のテーマは「日帰り手術の伝承と未来」とさせていただきました。本邦における短期滞在外科手術は、先達の情熱とたゆまぬ努力により、その安全性と有用性が確立され、多くの施設で実践されるに至りました。その過程で培われた貴重な知識、洗練された手技、そして安全管理体制といった「伝承」されるべき叡智を次世代へ確実に引き継ぐことは、我々の重要な責務であります。
同時に、医療技術の進歩は日進月歩であり、低侵襲手術のさらなる発展、新たな麻酔薬や周術期管理法の開発、ICT技術の活用など、短期滞在手術を取り巻く環境は大きく変化し続けています。超高齢社会の進展や医療の効率化が求められる現代において、本分野が担うべき役割はますます大きくなるでしょう。本学術総会が、これからの短期滞在手術の「未来」を展望し、新たな可能性を探る活発な議論の場となることを期待しております。
つきましては、特別講演、シンポジウム、一般演題などを通じ、分野、疾患、職種を問わず、短期滞在手術に関する幅広い領域からの演題を募集いたします。多くの皆様からの演題応募を心よりお願い申し上げます。
7月の旭川は、ラベンダーが咲き誇る美しい季節を迎えます。学術的な実り多き会となりますよう、スタッフ一同、誠心誠意準備を進めてまいる所存です。多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。
2025年9月吉日
第20 回日本短期滞在外科手術研究会学術総会
会長 松田 年